2007年03月25日

16.「無音」

 音が消えた世界にいきましょう。
 そのときにはじめて、私たちは音を取り戻せます。(ジョンケージ「4分33秒」)
 私は流れ星をみるために、東北の山中を訪れたことがあります。星を見るには、山や広大な田園がお勧めです。
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2007年03月15日

15.「音の集まり」

 音はたくさん集まると、まるですべての色が交じり合ってダークな星になるように、闇となります。そこでは、すべてが聞こえているがために、たった一つの声も聞こえないのです。都会は音があってもなくても、ひときわ孤独を感じるのは、そのせいかもしれませんね。
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2007年03月05日

14.「サウンドエスケープ」

 音風景というものがあります。表参道ヒルズは、カランコロンと、音がBGMです。(あそこはヒルズでなく、バレーでは…)
 声や音は、それがないところでこそ、よく聞こえます。
 人は、多くの人の中で孤独を感じるといいます。
 一人、山の中に暮らしていても、自然を友とできる人はいます。風の音をよすがに飲める人もいます。
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2007年02月10日

13.「南こうせつ 神田川」

 団塊の世代、定年を前にした大の男がワーワーと泣きます。
 イントロで黙り込み、そして、「あなたは、もう・・・」で詰まり、「若かったあの頃」で涙腺にたまり、「やさしさが恐かった」で涙があふれだしたら、2番はもうボロボロです。
 私が深夜ラジオで聞いたのは、オリビアニュートンジョンなどの曲が流行っていた頃でした。電波の声を通して、コンサート会場にいた人と一緒にやはり、涙がこぼれていたのです。
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2007年01月31日

12.「地下室のカギの音」

 私は学生時代、金がなく、銀座のビルの宿直のバイトをしていました。夜中に8階から地下室まで看守のように、大きな金属輪のついた10個以上のカギをならしてまわるのです。
 今、思うと、冬はその鉄が冷たく重くさえ感じました。地下の階段からは、カツコツと、銀座八丁目の夜中に急ぐハイヒールの音、トコトコという足音が聞こえました。華やいだ嬌声と銀座のにぎわいが、いつも遠くに聞こえました。
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2007年01月17日

11.「軍靴の音」

 ある映画で、軍靴のひびく音だけを延々と聞かされたことがあります。軍隊の行進のように、ただ、ただ、四角形の回りを、靴音をそろえて行進するのです。「ガチャ ガチャ ガチャ ガチャチャッ・・・」と。
 ここは、ならえ右。ここは、かかとを合わせ、向きを考えるところ。
 なんだか、とても嫌な気分でした。「ザッザッザッ」と歩く、その音は、なぜか二.二六事件などの軍靴、あるいは、東京で行われたらしい学徒出陣の壮行会のようなものをイメージしてしまうのです。
 国体、インターハイ、オリンピックの入場行進などは、そのあとに思い浮かびます。その前に、フランスへのナチの市街戦や独ソ戦でのソ連の反撃、どれともいえません。私はまだ、生きていませんから。
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2007年01月03日

10.「大きな耳」

マギー審司さんのネタに「大きな耳になっちゃいました」というのがあります。最近は「小さい耳になっちゃった」というバージョンもあるのですが、「大きな耳」という、アラジン・アシュー氏の名著があります。
私の親友が脚本に「ライオンの声」を例に引くときに紹介してくれたものです。「大きな耳」とは、聴くことのもつ“宝物のような価値”を伝えたことばです。
「存在と空間との共鳴を聴くことのできる、もっと自由で『大きな耳』を獲得しよう」ということなのです。
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2006年12月25日

9.「新聞紙」

新聞紙を丸めて、声を拡大してみましょう。
インクの匂いと、両手の感触が今も、生々しくよみがえります。
メガホンがあれば、もっと声は大きくなります。
でも、新聞紙の包みの中を通る息、そのふくらみ、そして声、その振動を両手で感じてみましょう。
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2006年12月11日

8.「音の恐怖」

私がもっとも怖かったのが、中国のホラー(お化け屋敷)でした。
暗いところでヘッドホンの音を聞くのです。
ことばがわからなくても、そこでの風の音、物音、足音に、恐怖はつのりました。
ことばがわかったら、もっと怖かったでしょうか。
あるいは、たいしたことがなかったかもしれません。
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2006年12月01日

7.「無防備な耳」

耳は無防備です。目のように閉じません。
もちろん、両手で防ぐことはできます。
でも、遠くで鳴っている音でさえ、私たちの耳は、敏感にキャッチしているのです。
自分の意思とは別に・・・。
posted by bv at 09:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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